どーも、マコーズです!
突然ですが、
こんな会社辞めてやる!
と思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
実際に辞めるかどうかは別として、辞めた場合に気になるのはやっぱりお金ですよね。
貯蓄があるにせよ、ないにせよ、収入が無くなるのは誰しも不安なはずです。
そんなときに気になるのが失業手当です。
手当はいくら出るのか、把握していない方も多いのではないでしょうか。

僕も把握できていませんでした
「いつ?」、「いくらもらえるのか?」
今回はそんな失業手当についてまとめました。
マインドマップにもまとめています。
色々と条件がありますねー。
では一つ一つ紐解いて行きましょう!
失業ってどういう状態?
失業手当は「失業した状態」にならないともらえません。
では「失業した状態」とはどういう状態なのか?
それは「働く意志があるのに職に就けていない」状態です。
なので、働く意志がない場合は失業手当がもらえません。
失業手当を受け取れる条件
ハローワークで求職申請が必要
失業手当をもらうためにはハローワークで求職申請します。



これが「働く意志を示す」ということになるようです
また、申請には下記が必要になります。
- 雇用保険被保険者離職票
- 個人番号(マイナンバーカード)
- 身分証明書(運転免許証など)
- 銀行口座、キャッシュカード
- 証明写真
- 印鑑(シャチハタNG)
雇用保険の加入期間が過去2年間で通算12か月以上
失業手当は雇用保険から給付されるため、雇用保険への加入が条件になります。
雇用保険は社会保険の一部です。
社会保険は強制的に加入させられるため、サラリーマンの場合、給与から毎月天引きされています。
ただし、直近2年のあいだに12ヶ月以上の加入が必要なため、新入社員がすぐ会社をやめた場合や、社会復帰後にすぐ職を離れた場合は注意が必要です。
失業手当の金額
手当は日額を計算して、それをもとに月額支給される
手当の金額は日額を計算して、そこに日数を掛け算して支給されます。
この日額を「基本手当日額」といい、以下の計算式で算出されます。
基本手当日額=退職直前の6か月の賃金合計÷180×給付率(50~80%)
給付率は低所得の場合は高くなり、高所得の場合は低くなります。
給付率は実際に申請しないとわからないようですので、中央値の65%で考えておけば良いでしょう。
また、基本手当日額は上限額と下限額があり、雇用保険の加入年数と、離職時の年齢の組み合わせによって決まります。
給付される日数
多くの場合、90~120日
雇用保険の加入期間によって給付される日数が変わります。
自己都合の場合は以下になります。
- 10年未満 :90日
- 10年以上20年未満:120日
- 20年以上 :150日
会社都合の場合は自己都合よりも優遇されます。年齢と雇用保険の加入期間によっては、最大で330日になるケースもあります。
給付が開始される日
意外と注意しないといけないのが給付の開始日です。
給付申請した後、1週間の待機期間があります。
これは自己都合、会社都合ともに共通です。
この期間は待機期間なので、アルバイトなど収入を得る行為をしてはいけません。
待機期間の1週間が終わると「受給資格証」がもらえます。
これでようやくスタートなわけですが、このあとの受給開始日が自己都合と会社都合によって大きく変わってきます。
自己都合の場合、おおよそ2ヶ月後
受給資格証をもらってから約4週間後に1回目の失業認定日が来ます。
会社都合の失業の場合、このあとすぐに1回目の失業手当がもらえますが、
自己都合の場合、受給資格証をもらってから2ヶ月間は給付制限期間があるため、まだ失業手当がもらえません。
1回目の失業認定日からさらに4週間後の2回めの失業認定日のあとに、ようやく1回目の失業手当がもらえます。
つまり、自己都合の場合、待機期間+給付制限期間=2ヶ月と1週間も待つ必要があります。



貯蓄がないと厳しい…
補足と注意点
待機期間中はバイト禁止
前述した通り、待機期間中はアルバイトなどの収入を得る行為はしてはいけません。
もし収入を得てしまった場合、待機期間が延長されてしまいます。
虚偽の申告があった場合、ペナルティが発生!
失業手当を受け取っている状態で収入を得ていた場合は、申告をする必要があります。
申告した収入の分、失業手当が減額されます。
もし申告しなかった場合は不正受給となってしまい、ペナルティとして3倍にして返金しないといけません。
まとめ


失業手当をもらうには就職の意思を示したり、給付制限期間があるなど、もらえるまでのハードルが意外と高いです。
ですので、失業手当を当てにするのではなく、あくまでセーフティネットと考えて、速やかに転職するほうが良いでしょう。
条件はいろいろ複雑なところはありますが、制度について知っておいて、いざというときに焦らないようにしましょう!
お読みいただきありがとうございました。ではまた!